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  • 2016.04.06
  • イベント

PARISオートクチュール展 「世界に一つだけの服」に行ってきましたレポ。

イラストをアップロードすると、全国の工場や職人さんがその専門技術を駆使して実際の服にしてくれるWEBサービス「STARted」。これは、現代のオートクチュールと言えるかもしれません。
ということで、三菱一号館美術館で開催中の「PARIS オートクチュール 世界にひとつだけの服」展へ行ってきました。

記事の最後にはプレゼントもありますよ〜〜!

「PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服」展に行ってきました

ひとりで行くのも何なので、オートクチュールが似合いそうな(※イメージ)着付けの師範で国際オーガニックセラピー協会代表理事の鳥塚ルミ子さんを誘ってみました。

鳥塚ルミ子さんを誘ってみました

キラキラオーラを纏いながら、鳥塚さんがお着物で登場! うつくしい! これならパリのオートクチュールにも負けません……!
ではでは、さっそくスタート!

華やかなドレスと、職人技を堪能できる

「オートクチュール」とは、「Haute=高い・高級」、「Couture=縫製・仕立て」という意味だそう。19世紀後半のパリで誕生した、「顧客の注文に合わせてデザイナー主導で仕立てる高級服」の数々を指すのだそうです。

この展示は、パリ市立モード美術館館長オリヴィエ・サネイヤールさんの監修のもと、2013年にパリ市庁舎で開催されて大好評だった展示を再構成したもので、すべて個人の顧客のために誂えられたコレクション!

オートクチュールの始まりから現代までの歴史とともに、ドレス、小物、デザイン画などの貴重な資料が展示されています。

シャネルやクリスチャン・ディオール、バレンシアガ、ジヴァンシィなど華々しいデザイナーたちが産み出した美しいドレスと、それらを装飾する刺繍や羽細工などの天才的な職人技を堪能できるとあって、平日にもかかわらず会場は大盛況! 幅広い年齢層の女性たちが目を輝かせて展示に見入っていました。

展示ドレスの一例はこちら。

ウォルト イヴニング・ケープ

ウォルト イヴニング・ケープ 1898-1900年頃
ガリエラ宮パリ市立モード美術館蔵 ©Katerina Jebb @ mfilomeno.com

オートクチュールの基礎を作り上げたと言われるデザイナー・ウォルトのイヴニング・ケープ。

絹のベルベットに絹リボンのアップリケが全体に施されています。
写真だとわかりづらいですが、リボンは全て立体的でふわふわ。ドレスの上にこのケープを羽織ったらさぞや華やかでしょうねえ…!

クリスチャン・ラクロワ イヴニング・アンサンブル 《クー・ド・ルーリ》

クリスチャン・ラクロワ イヴニング・アンサンブル 《クー・ド・ルーリ》
1991年秋冬 ガリエラ宮パリ市立モード美術館蔵 ©Katerina Jebb @ mfilomeno.com

ポスターにも使われたウールとシルクのアンサンブル。豪華絢爛!
この服のためだけに織られたであろうしっかりとした絹ジャガードは、動いてもラインをきれいに保ってくれそう。

たぶん1回しか着ないんですよね……。
なんと贅沢な……。(小市民の感想)。

バレンシアガ イヴニング・ドレス 1952秋冬

バレンシアガ イヴニング・ドレス 1952秋冬
ガリエラ宮パリ市立モード美術館蔵 ©Katerina Jebb @ mfilomeno.com

ウールと絹サテン、絹モスリンで仕立てられたイヴニング・ドレス。シンプルで美しいラインに、ふんわりとしたシルクの袖(?なのかしら?)がエレガント。

おなかいっぱいごはん食べる人は着られない……(小市民の感想)。

ジェローム イヴニング・ドレス《楽園》 1925年頃

ジェローム イヴニング・ドレス《楽園》 1925年頃
ガリエラ宮パリ市立モード美術館蔵 ©Katerina Jebb @ mfilomeno.com

Webサイトで見て、実物を見たくてたまらなかったドレス!
素材は「絹ツイル、金属糸とビーズ、ラインストーンの刺繍、フウチョウの羽飾り、絹タフタの花飾り」 だそうです。
フウチョウとは何だろう……と調べてみたら、「ゴクラクチョウ(極楽鳥)の別名でも知られる」(Wikipediaより)とのこと。なるほど極楽鳥! 鮮やかな色の羽飾りがゴージャス!

これも写真ではわかりづらいですが、水玉のように見えるドレスの模様や裾模様は、すべてビーズが縫い付けてあります。気の遠くなる職人技……。

写真撮影OKの部屋がひとつだけ

この展示は基本的には館内撮影不可なのですが、一室だけ撮影が許可されている部屋があります(※フラッシュ、三脚、セルフィー棒などを使用しての撮影は不可です)。

しかしなんということでしょう。
部屋が暗いため、ブレブレ写真になってしまいました……。

ブレブレ写真

ベルベットの質感と袖のドレープが美しいドレス。
心の目で見てください。ほら、美しい…。

ブレブレ写真2

裾の刺繍が素晴らしいドレス。
心の目で見てください。ほら、素晴らしい手仕事……。

小物の展示もありました。これは、爪のついたグローブ。

なんで爪がついてるの?

ちゃんとした写真はこれです↓。

スキャパレリ イヴニング・グローブ《爪》1936年頃

スキャパレリ イヴニング・グローブ《爪》1936年頃
ガリエラ宮パリ市立モード美術館蔵 ©Katerina Jebb @ mfilomeno.com

スエードに金属の爪がついています。

ゴルチェのドレス

展示室の中でひときわ目を引くゴルチェのドレス。
ゴルチエというと少しハードなデザインのイメージですが、これはとても繊細で流れるようなラインにうっとり。
しかし、デコルテ部分のデザインなどは攻めている感じ。かっこいい!

わたし「鳥塚さん…この中だったらどれを着たいですか……」

鳥塚「これ!」

わたし「やはり……。10cmヒールとか履けば着られるんじゃないですかね…………」

鳥塚「いや……10cmでもまだ足りないんじゃないかな……」

ウェストが細い上に背が高い。パリジェンヌはスタイルがいいなあ。(小市民な感想)。

ゴルチェのドレス

あまりにもブレブレなので、カタログの写真を撮ってみました。
全体像はこんな感じです。

時代と社会をつなぐ「ファッション」の力

資料によれば、オートクチュールの顧客は上流階級、新興のブルジョアジー、高級娼婦など、さまざまな階級の裕福な女性たち。

その目的が自分たちの存在を誇示するためだったとしても、贅沢の限りを尽くして作り上げられた世界でたった1つの豪華なドレスは、芸術作品としてとても見ごたえのあるものでした。

館内はほとんどが撮影禁止だったので、図録から少し紹介しますと、

アールデコ風のデザイン画

アールデコ風のデザイン画も展示。デザインの段階ではけっこうシンプル。

写真の展示

写真の展示もありました。図録がモード誌のよう。すてきー。

19世紀のオートクチュールは、ウエストがコルセットで絞られつつスカート部分が床まで広がるまさに「ドレス」というシルエット。しかし現代に近づくにつれて、スカート丈が短く、動きやすくなっていきます。

1950年代にシャネルから発生したリトル・ブラック・ドレスや、働く女性のための実用的な衣装・テーラードスーツなど、女性たちがだんだん束縛から解き放たれて、自由になっていく様子も伺えます。

ファッションは「身体と、時代や社会とをつなげる媒体」とも言いますが、お互いにどう影響を与え、与えられてきたのかが垣間見える展示でもありました。

異素材MIXのドレス

異素材MIXのドレス。こういうデザインは、STARtedで作ってもおもしろいかもしれません。

「裕福な人たちのための、贅沢な1点もののドレス」ですが、「自分のアイデアと職人技を重ね合わせ革新的なものづくりを育てていく」という発想は、STARtedの方向性と重なりますよね。

カタログ

芸術的なドレスを軸にオートクチュールの歴史を紐解きながら、未来のファッションまでも考えされられるような、現在の「洋服」の縛りから抜け出して自由な発想が生まれそうな、創造の力に満ちた展示でした。楽しかったです!

お洋服が好きな人、きれいなものが好きな人にオススメです!

通りすがりにお嬢さん

最後に、オートクチュールの系譜の展示を見ながら、「この年数はなに?」「デザイナーが亡くなった年じゃないすかね?」「そうね、きっとそうね!!」とドヤ顏で話していた私たちにそっと正しい情報を教えてくれた通りすがりのお嬢さん、ありがとうございました……。

(詳しく解説してくれるアナウンス機の貸し出しもありますので、興味のある方は借りて回るともっと楽しめると思います!)

【展覧会概要】

「PARIS オートクチュール展—世界に一つだけの服」

  • 公式サイト:http://mimt.jp/paris-hc/
  • 会期:2016年3月4日(金)〜5月22日(日)
  • 会場:三菱一号美術館
  • 住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
  • 開館時間:10:00〜18:00

※入館は閉館30分前まで。
※祝日を除く金曜、会期最終週平日は20:00まで。
休館日:月曜日(祝日と5月2日、5月16日は開館)

【読者プレゼント】

三菱一号館美術館さんより、「PARIS オートクチュール展—世界に一つだけの服」の招待券をいただきました。
ご応募いただいた方の中から抽選で2組4名様にプレゼントいたします。
プレゼント応募フォーム からご応募ください。

応募締め切り:2016年4月14日(木)
発表は当選者への通知をもって変えさせていただきます。

この記事を書いた人

いしだわかこ

漫画家
いしだわかこ
フリーランスの漫画家・ライター。
広告マンガを描いたり、美容・健康系タイアップ記事を書いたり、書籍編集したりなんかをゆるゆるとやってます。

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